京都市で「働く」「住む」魅力

VOICE先生の声

かわいい子どもたちに囲まれる日々は、毎日が新しく、毎日が面白いです

小学校

大西 瑞穂 教諭

出身地:京都市
採用年度:令和2年度

子どもの頃、最も印象に残っている「先生」との思い出を教えてください。

 私は小学校5,6年生で担任をしていただいた先生のことが大好きでした。行事には全力で取り組み、児童の「やりたい」をできる限り叶えてくれ、先生がいるクラスは毎日楽しかったです。そんな先生との一番印象に残っているエピソードは、私が中学校一年生のときです。中学生になって友達関係でうまくいかず、学校にも行きたくなくて、誰に相談していいかわからなくなった時、先生は卒業した私の話を休みの日に聞いてくれました。先生が私にかけてくれた言葉は、今も私の自信につながっています。卒業しても心の支えになってくれた先生のような人になりたい。誰かの人生の支えになるような「先生」になりたい。先生との出会いで、私は「先生」になりたいと強く思うようになりました。

教師を目指した理由と、その中で京都市を目指した理由を教えてください。

 教師を目指した理由は、小学校時代に出会った恩師のような先生になりたいと強く思ったからです。人生の土台を作る場所である学校で、子どもの成長を見守り応援する教師という職業に強い憧れを抱きました。
 京都市を目指した理由は、生まれも育ちも京都で、京都の教育で育った私は、故郷で働きたいと強く思ったからです。また、「一人一人の子どもを徹底的に大切にする」という、京都の教育にも、共感したからです。

教職のやりがいについて教えてください。

 なんといっても子どもの成長を見れることです。かわいい子どもたちに囲まれる日々は、毎日が新しく、毎日が面白いです。「苦手だったことができた」「字が上手にかけたよ」「友達と仲直りできたよ」とうれしそうな子どもの姿を見ると、私もうれしくなります。もちろん大変な時もありますが、だからこそやりがいがあると感じています。
 初任の時に、私は3年生の担任でした。当時受け持ったクラスの中で悩みを抱えている児童がいました。その子の悩みが解決できるよう、先輩の手も借りながら考えました。その後、その子は、悩みが解決し楽しく学校に通うことができました。その子が6年生になった時、「自分は将来、先生のような先生になりたい」と言って将来の夢が小学校の先生であることを話してくれました。こんなにやりがいのある仕事、他にないと強く思いました。改めて、私は子どもに寄り添い一人一人を大切にできる先生になろうと思いました。

仕事に対する意識やワークライフバランスなど、教師として働く中でご自身が大切にしていることを教えてください。

 「頑張りすぎない」「抱え込まない」ことを大切にしています。
 チーム学校であるからこそ、「自分一人の子どもたちではない、みんなで子どもを育てていく。」そう思うようにしています。だからこそ、悩み事がある時や困ったことがあれば、いろんな先生に相談します。京都市の先生は、優しく情熱的な先生が多いです。一人で悩むよりも誰かに相談することで早く解決の糸口が見えます。一人で抱え込むのではなく、いろんな先生方の話を聞くことが結果的には子どもたちにとってもよくなっていると思っています。
 また、私は子どもを大切に思うからこそ、私自身も大切にしています。頑張りすぎてしまうと、子どもの小さなミスでイライラしてしたり、パンクしてしまいます。そうならないよう、本当に大切なことを厳選して、体を休ませる、つまり頑張りすぎないことをしています。「土日は遊ぶ」「家には仕事を持って帰らない」自分ルールを作って、自分のことも大切にする。それが結果的には、広い視野で子どもを見守ることにつながっていると思っています。

現場で感じる京都市の学校教育の特徴、強みについて教えてください。

 私の思う良さは2つあり、一つは研究会や研修の種類が多く、自由に参加できるところ。もう一つは学校によって、雰囲気が異なるところです。
 研究会は数も多く、内容も充実していると思います。それに自由に参加できるのが良いところだと思います。強制参加であれば、忙しい時や、今は他の教科を学びたい!という時に、大変になってしまいます。自分のクラスだけでも一生懸命になってしまう、若手にとっては、自分でバランスが取れるところはよいと考えます。自由参加であるのに、様々な学校からいろんな先生が参加されているので、研究会や研修に参加した時には先輩の先生方の情熱的な姿に刺激を貰えます。自由参加=充実していない。とならないところが京都の教育の魅力であると考えます。
 二点目は学校によって、雰囲気が変わり、異動するごとに、新しいことを学べるところです。私の学校では、チーム担任制を導入し、子どもたちにとってボーダレスな学校づくりを進めています。また、キャリア教育、国語科物語単元について研究を進めています。私がこの学校で習った、良さや強みは、ほかの学校に行ったときには、その学校の先生に伝えられます。逆に私も教えていただけたり、新しい学校の取り組みに対しても詳しくなれます。そうして、いろんな強みを持っていけるようになると思っています。

最後に、教師を目指すべきか悩んでる受験生や、どの自治体を受験するか悩んでいる受験生に一言!

 しんどい時もあるけれど、京都市で先生をして、本当に楽しく幸せだと思っています。そして、そう思っている先生は私の周りにとても多いです。
 お互い高めあえる同期、頼りになる先輩と一緒に働きましょう!私も、かっこいい先輩先生に慣れるよう頑張ります!

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